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【ロールモデル】 永井 涼子 国際総合科学部 准教授

「自分はこうしたい」という強い思い

nagai1.JPG永井 涼子 Ryoko NAGAI
山口大学国際総合科学部国際総合科学科 准教授

<略歴>
筑波大学第二学群日本語・日本文化学類卒業、同大学院修士課程地域研究研究科日本語コース修了、同大学院博士課程人文社会科学研究科応用言語学専攻修了。博士(言語学)。修士課程時に仏グルノーブル第三・スタンダール大学で語学講師。博士課程時に独立行政法人国際交流基金関西国際センターで日本語教育専門員。2010年に山口大学留学生センターに着任。2015年から現職

<研究内容>
専門は応用言語学、日本語教育、談話分析。「看護師の申し送り談話の研究」では、医療現場でのストラテジーについて分析および考察を行い、外国人看護師への日本語教育に向けた基盤研究としている。

やはり研究をやめられない
 
高校生の時ホームステイで初めて海外に行き、そこで「外国語としての日本語」に面白さを感じて日本語教師になりたいと思い、この道を目指しました。修士課程への進学は、日本語教師になるためには必要だと思っていましたし、両親の理解や後押しもあったため、私にとっては自然なことでした。
 nagai2.jpg修士課程在学中にフランスで日本語教師をする機会があり、休学して1年間勤務しました。教師の仕事も好きでしたが、もっと研究したい、教育も研究もやっていきたいという気持ちが高まり、博士課程に進みました。博士への進学にはさすがに両親も反対しましたし、私自身もやっていけるかどうか不安でした。でも、自分のアイディアを活かすには知識の積み重ねが必要ですし、研究すればするほど世界が広がる。辛いこともあるけど、やはり研究をやめられない。博士課程の研究の傍ら、日本語教師としては最も働きたかった機関に勤務していたのですが、そこでは仕事としての研究はやりにくいため、修了後、研究も教育も可能な大学教員として山口大学に着任しました。
(右写真:フランスでの初めての教え子たちと。)

時間の使い方への意識
 nagai3.JPG
博士課程の時はとにかく忙しかったです。研究活動と日本語教師としての勤務。博士号取得前には結婚もしましたし。それを乗り越えられたのは、やはり好きだったから。研究も教育も。あと、時間への意識は常にあり、時間を細切れに考えて有効活用するようにしています。今まだ子供が小さいのですが、自身や夫の親とも離れて暮らしているため、家庭の事も自身で行っています。託児や食材宅配など地域や民間のサービスを使って時間をやりくりしています。
 多忙な日々ですが、時間を見つけてお菓子作りや手芸などで気分転換しています。推理小説を読むのも大好きで、横溝正史のような作品も実は好みなんです。 
(右写真:趣味の手芸。子どもの靴にはアップリケを。)
 
限界と思ったところから、もう一歩だけ進んでみる
 
私が思う研究職の魅力は、当たり前と思われていることに疑問を持ち、答えを出していけること。自分でテーマを設定し、分析し、「なぜ」への答えを追及していくことが、大変だけど面白い。
 以前読んだ本*に書いてあったのですが、「限界と思ったところから、もう一歩だけ進んでみることに意味がある」という言葉に共感しました。将来研究職に進みたい人には、こういったあきらめない気持ちや、失敗さえも分析してみるぐらいの「しぶとさ」も必要かもしれませんね。

*フェイスブックCOOシェリル・サンドバーグ氏の著書『LEAN IN 女性、仕事、リーダーへの意欲』。日本経済新聞出版社発行。