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「第1回ダイバーシティ・マネジメントセミナー」を開催しました。(7月11日)

diver160711kaijyo.jpg7月11日、女性研究者支援室の主催で「平成28年度第1回ダイバーシティ・マネジメントセミナー」を開催しました。(会場:吉田キャンパス事務局2号館第2会議室)

 本セミナーは、多様な人材が活躍する職場環境の整備を目指す「ダイバーシティ・マネジメント」の観点から、大学における男女共同参画や男性にとってのジェンダー平等、ダイバーシティがもたらす意義、女性研究者がリーダーシップを取ることの重要性について学ぶことを目的としたものです。このたびは、講師として伊藤公雄氏(京都大学文学研究科教授)をお招きしました。対象は主に学長、理事、副学長、部局長、評議員、副学部長の役職にある教員とし、その他参加を希望する教職員も含め、45名の教職員が当セミナーに参加しました。


daiver160111gakucho.jpg まず、岡正朗山口大学長より開会に当たり、本学における女性研究者支援の意義や「明日の山口大学ビジョン2015」でダイバーシティ・キャンパスの創造を掲げていること、当セミナーにおいて大学の活性化に資するダイバーシティの確保に欠かせない男女共同参画の視点についての理解を深めて欲しい旨のお話しがありました。






daiver160111ito.jpg 続いて、山﨑鈴子女性研究者支援室長による伊藤公雄氏の紹介の後、伊藤氏により「大学・学術における男女共同参画はなぜ重要なのか」をテーマにご講演いただきました。講演では、現代の日本の男女の格差について具体的なデータを用いての説明とともに、女性の活躍や男性の役割の歴史的背景、男女格差の経緯や女性の社会参画が経済の活力につながる理由等について実例を交えて詳しくお話いただきました。また、京都大学における女性教員の現状や支援制度等についてご説明いただきました。





 参加者からは、「男女格差が生じた歴史的背景を解説頂き、あらためて現組織の問題点が明らかになり大変参考になった。」「女性が意思決定プログラムのトレーニングをあまり受けていない、モデルの不在という話は、確かにそうだと感じた。」「男女共同参画の本来の意義を見返すとともに、教育・研究の現場で役立たせたい。」などの感想があり、本学における男女共同参画を推進する上でたいへん有意義な機会となりました。

2016年7月14日